前方赤信号。 いつものようにブレーキをブー、ブー、ブーとかけ始めて止まったら、突然後ろからガッツン。 えっ、ありえない。 だって急ブレーキをかけた訳でもないのだから。 なんてこった。 深いため息をつきながら車を道路脇に止め、さらに大きなため息をついて外へ。 第一声は「大丈夫?怪我はない?」と、気遣ってくれる優しい人だった。 とはいっても「私は悪くないよな・・・私も悪いのかな・・・・」と、悶々としながら情報交換。 最後に「あなたは100%悪くないから」と、言ってくれた。 泥沼化にならなかったのだから、非常にラッキーだったのかもしれない。 なんだけど今度は「もっと早くからブレーキランプで知らせていれば・・・バックミラーをよく見てれば・・・・」と、自己嫌悪に陥っていく。 ついには「この道を使わなければ・・・車線変更していなければ・・・」と、悩んでも仕方がないことまでが次々と。 Hiroが出張でいない今、その足で友達の家によって、この悶々たる気持を聞いてもらう。 そしてアドバイスをもらったり、これから起こり得ることを教えてもらったり、慰められたり。 お陰で気持が、随分軽くなった。 その夜、生徒のスコットさんから、「歌を作ったから聞いてみて」と、メールが届く。 それがこれ、Tsuyu Blues(梅雨ブルース)。 いいねえ、と何度も聞いて笑っていたら、落ち込んだ気持がすっとんでいた。 気がつけば負のスパイラルが消えていた。 「なるほど、そうだねえ」とHiroと電話で話す。 最近新車購入のチャンスを逃してしまった私。 こんな調子じゃ、今後も新車購入には縁がなさそうな・・・ いや、そんなことは絶対ありえない。 追伸 2種類の「ありえない」。 最初に書いた新種の「ありえない」を、最近よく見かける。 最初はびっくりしたが、今では使ってみたいと思ってしまっている。 ”本来は、現実に確定していない未来のことに対して「ありえない」が使われていたのに対して、現実に確定した過去に対しても「ありえない」と、言えるようになった。 著者の調べでは大学生の8割がこの新種のありえないを気にしないと答えている。 近い将来、国語として定着していくようだ。” 「ありえない日本語」より
by IAmYukko
| 2007-07-11 00:16
| えいが & ほん & アート
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