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by IamYukko
SAYURI
"Memoirs of a Geisha" は、アーサー・ゴールデンが1997年に出版した小説で、全米で 200万部 を超える 大ベストセラーとなった。マドンナにも大きな影響を与えたのだという。ご本人曰く、私の人生は芸者と同じだとか。

著者は、有名な実業家が芸者に生ませた私生児という男性に出会う。この出会いがきっかけで、財力に富む著名人を魅了し続けてきた芸者、岩崎峰子を取材し、芸者文化の実情調査に10年間もの歳月を費やすことになったわけだ。

しかしインタビューを受けた彼女は契約違反と名誉毀損でアーサー・ゴールデンを訴えたりもしている。ウィキペディアの記事
坂本千代という貧しい漁村に生まれた少女が、
京都の祇園に売られ、いじめに遭いながらも、
芸を磨き、名妓と言われるところまで登りつめていく半生を描いている。

しっかり本を読んで映画を見に行く。
さゆりの少女役を演じた大後寿々花の可愛いこと。
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主演のさゆりのチャン・ツィイーの綺麗なこと。
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この本を読んで衝撃をうけたところは「水揚げ」。読んでいて倒れそうになる。

芸者にとって自分の価値を世間に知らしめる最も重要な儀式だったようだ。初夜を競売にかけるのである。高値を付けた芸者は大きな名誉を得る。「水揚げ」によって、「舞妓」はようやく一人前の「芸妓」になるのである。祇園のこと

映画では、さらりと。もちろん現代社会では「身売り」も「水揚げ」も存在しない。そりゃそうでしょうが。
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この本は、すべてが本当の話のように、芸者の一生を丸ごと体験できる。
映画は、とにかく映像が綺麗で、うっとり体験できる。

もちろん映画は本と同じとはいかないが、色々な場面をもっと深く勝手に解釈したり、省略されている部分を想像したりと、本のお陰で、かなり入り込めたのでは。

元舞妓が語る花の宴のブログがとても勉強になりました。
by IAmYukko | 2006-01-07 23:10 | えいが & ほん & アート
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