未だスティーブジョブス その2
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 ”知りあったころからゲイツはジョブズに惹かれていたし、人を魅了する能力をうらやんでいるところもあった。同時にジョブズを「根本的におかしく」「人間として大きな欠陥を抱えている」と評価していた。ジョブズはジョブズで、ゲイツは人間の幅が狭すぎると感じており、「若いころにLSDをやったり僧院にはいったりしてれば、もう少し人間の幅が広がったかもしれないけどね」とコメントしている。

 知り合って30年がたち、ゲイツは不本意ながらもジョブズに敬意を払うようになった。
「技術そのものはよくわからないというのに、なにがうまくいくのかについて、彼はおどろくほど鼻がききますね」

 一方、ジョブズは、ゲイツの強さを正当に評価しようとしない。

「ビルは基本的に想像力がとぼしく、なにかを発明できたことがない。それに彼はいつも、他人のアイデアをずうずうしく横取りしてばかりだ」

 確かにゲイツはアップルの技術を盗んだ。もっとも、ジョブズ自身、その技術はゼロックス社から盗んだものだったのだが。ゲイツの行為を知ったジョブズは、自らのことを棚に上げて激昂した。

「おまえがしているのは盗みだ! 信頼したというのに、それをいいことにちょろまかすのか!」

 ゲイツはじっと座り、スティーブの目を冷静に見かえしていた。そして、ちょっと甲高い声で伝説となる一言を投げかえす。

「なんと言うか、スティーブ、この件にはいろいろな見方があると思います。我々の近所にゼロックスというお金持ちが住んでいて、そこのテレビを盗もうと私が忍び込んだらあなたが盗んだあとだった---むしろそういう話なのではないでしょうか」

 ジョブズが感情的になるほど、どんどん冷静になっていくゲイツ。最後は、ジョブズのほうが「似せすぎないように注意してくれ」と折れた。ゲイツの完勝だった。”


現代ビジネスより


 
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by IamYukko | 2011-11-06 23:06 | くらし
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