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by IamYukko
イタリアワイン会
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前回の「和食に合うワイン会」に引き続き、我が家でいつものメンバーでのワイン会。今回のお題は・・・・
イタリアワイン会 ネッビオーロ vs サンジョベーゼ・グロッソ(=ブルネロ)

<比較>
葡萄品種: ネッビオーロ(Nebbiolo) 
場所: ピエモンテ州
有名ワイン: バローロ(Barolo)、バルバレスコ(Barbaresco)
特徴: ガーネット色で熟成につれオレンジ色を帯びてくる。スミレやバラの花の香りとビターチョコやタバコの様な香りが特徴。アルコール、酸、タンニンともに多く、長期の熟成にたえるワインとなる。

葡萄品種: サンジョベーゼ ( Sangiovese )
場所: イタリア国内で最も普及しているブドウの一種。特に有名なのはトスカーナ州
有名ワイン: キャンティ(Chianti)、 キャンティ・クラシコ(Chianti Classico)キャンティより上質
特徴:  プラムを思わせるチャーミングな果実味と酸味、わずかに青みを含んだちょっぴりキメの粗いタンニンを特徴とする。

このサンジョベーゼに対し、今回比べる対象なのは、

葡萄品種: サンジョベーゼ・グロッソ(=ブルネロ) Sangiovese Grosso(=Brunello)品種改良にいよって生まれた品種
場所: トスカーナ州 
有名ワイン: ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino)。
特徴: 濃いルビー色で果実の風味、プラムというよりもプルーンに近い練り上げたような印象になり、タンニン、酸もきめ細かく、しかも力強く凝縮されている。熟成の力も大きく、歳月を経るにつれ、毛皮を思わせるような重厚な香り、スパイスや土、枯葉、なめし革の風味が感じられるようになっていく。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名乗るワインは、100パーセント、この葡萄を使用していなければならない。

注)
ブルネロをサンジョヴェーゼと呼ぶことはできても、一般的にサンジョヴェーゼをブルネロとは呼ばない。






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Ross vs Nebbiolo
20ドル台ワインでの比較・・・・Nebbiolo vs Sangiovese Grosso(=Brunello)


このネッビオーロ(右)は、ピエモンテのランゲ地方のどこかの畑。だから値段もお手ごろ。
このブルネッロ(左)は、ロッソ・ディ・モンタルチーノ。 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノより値段もお手ごろ。

注)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ vs ロッソ・ディ・モンタルチーノの違い。
産地、ぶどう品種は全く同一だが、唯一違いがうまれるのが熟成期間。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが最低樽熟成を24ヶ月、その後の瓶内熟成を4ヶ月必要とするが、ロッソ・ディ・モンタルチーノはその樽熟成・瓶内熟成で 1年経つと出荷が可能となる。

<感想>
残念ながらこのネッビオーロはブショネ。
ロッソ(ブルネッロ)は、最初香りもなく、味も余韻がなかったので、もしかしてこれもブショネ?と思いきや、どんどん香りがでてきました。この変化に皆びっくり。果実味を豊富な酸味とタンニンがしっかりと支え、バランスのとれた仕上がりになっていました。20ドルでこのバランスに「買い!!」と皆一致。コストパフォーマンスでは、今回の一押しワインでした。

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Barolo vs Brunello

50ドル台ワインでの比較・・・・Nebbiolo(Barolo) vs Sangiovese Grosso(Brunello di Montalcino)

<感想>
バローロ(左)は、さすがワインの王様。
最初は花の香り、続いてプルーンの香りや草の香り。旨く表現できませんが非常に複雑で華やか。ワインはやっぱり香りだ・・・なんて偉そうに言ってみます。色は深いルビー色。重厚な味わい、それでいて、キャベルネのような重さとは違う。重くて軽やかで終わるのが不思議。ブラックチェりー系、酸もタンニンもしっかり、決して甘味は強くなく。でも2001年なのでタンニンが丸く優しくなっていましたね。2008年に飲んだときは、もっとガチガチでした。

バローロが王様だったらブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(右)は女王様。
色は綺麗なルビー色。カシス、チェリー、ベリーと生き生きとした香り。味はまず酸を感じ、甘味も感じます。タンニンもありますが比較的軽やか。これは、口当たりが非常に柔らかく成熟した甘味があるワインではないでしょうか。(買う前に、5本のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを試飲しましたが、これが一番まとまっていた。vintage Maoさんお勧め)ただ、香りで言えば、バローロの方が複雑のような気がします。

hiroにとってバローロは、一押しワインですが、この2本は凄いや・・・と感動していましたね。

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Barolo

1本がブショネだったので、急遽バローロとバローロを比べてみる。値段の差なのか、上記のバローロ(右)の方が断然複雑で美味しい。

Nebbiolo vs Sangiovese Grosso(=Brunello)
それぞれ特徴があって、どちらも非常に美味しいイタリアワインでした。この日は、5人で5本(泡も入れて)。最近、一人1本は飲めなくなってきているので、余ったら好きなワインをお持ち帰りしよう・・・と始めたのですが、全く残りませんでした。普通、少しは残るんですけどね・・・・・やっぱり、イタリアいいです。イタリアワインの旅、いつか行きたいものです。ピエモンテ州にするか、それともトスカーナ州にするか、うむ・・・・・・・悩むところです。
by IAmYukko | 2011-05-14 12:26 | たべもの & ワイン
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